30代から始まる男の頭皮トラブル⑧白髪

メラニン色素を活性化させて髪を黒く

30代くらいになると、生え際やもみあげなどに白髪が目立ち始める人も少なくありません。実は、髪というのはもともと真っ白なのですが、毛母細胞の中のメラニン色素が働いて黒くなっているのです。しかし、食生活や生活習慣をはじめ、加齢やストレスなどさまざまな原因によってこのメラニン色素が減少したり、うまく働かなくなったりして、白髪になってしまうというわけです。

確かに、白髪には遺伝などの要因も大きく関わっているので、全てが生活習慣やストレスなどによるものとは限りません。しかし、白髪になったからといって諦める必要はありません。食べ物を工夫することによって髪を再び黒くすることができるのです。

髪を黒くするためにはメラニン色素を活性化させる必要があります。そのためには、メラニン色素の元となるチロシンという成分の働きを良くすることが大切。チロシンが多く含まれるチーズや大豆、チロシンの働きを助けるミネラルや亜鉛を多く含む海藻類や魚介類、きのこ類を積極的に食べるようにしましょう。